借金を早く返す3つの方法!利息ばかり払っていてはキャッシング返済は終わらない
借金の返済がなかなか終わらなくて困っていませんか?
借金を早く返さないと、その分利息を払い続けなくてはなりません。
できるだけ早く借金を返済するためには、現在の借金の状況を知り、繰り上げ返済をしたり弁護士に相談するなど自分に合った解決策を見つける必要があります。
借金の返済が苦しくなってきた方は、借金減額が出来ないかを匿名無料でできるサービスを利用するのもひとつです。借金問題を多くの方が解決されています。
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1. キャッシングの支払い残高や金利を確認する
借金を早く返す方法を考える前に、まずは借金の状況を確認しましょう。
調べるポイントは次の6つです。
- 借金がいくら残っているのか
- 毎月の支払金額はいくらか
- 金利はどれくらいなのか
- 残りの支払い回数
- 返済総額
- 利息
特に複数のキャッシング会社から借りている場合、残金などが把握しにくいので、きちんと確認することをオススメします。
Excelなどで表にしておくと、わかりやすいです。
A社 | B社 | |
---|---|---|
借入残高 | 50万円 | 30万円 |
毎月支払金額 | 15,000円 | 6,000円 |
金利 | 18.0% | 14.5% |
支払回数 | 47回 | 78回 |
返済総額 | 698,327円 | 462,898円 |
利息 | 198,327円 | 162,898円 |
返済シミュレーションは各キャッシング会社のホームページを利用すると便利です。
2. 借金を早く返すための3つの方法
借金の状況を確認したら、実際に借金を早く返す方法を実践してみましょう。
借金を早く返す3つの方法を紹介します。
1. 繰り上げ返済
借金を確実に減らす一番の方法は、「繰り上げ返済」です。
繰り上げ返済とは、余裕がある月に毎月決まった支払金額よりも多くの金額を返済することを言います。
繰り上げ返済をすることで、元本を早く減らすことができ、返済期間を短くすることができます。
それだけでなく、返済期間が短くなることで支払う利息も減り、返済総額を減らすこともできるのでとてもお得な方法です。
ボーナスなどで臨時にたくさんの収入があったときには、繰り上げ返済することをオススメします。
実際に、通常返済と繰り上げ返済でどれだけ差が出るかシミュレーションしてみましょう。
通常の返済
通常キャッシングの返済は、毎月決まった金額を返済していきます。
最後の支払が毎月の支払金額を下回れば、残高に利息を合わせた金額を支払います。
【借入残高10万円 金利18% 毎月の返済金額10,000円】
回数 | 返済金額 | 利息 | 残高 |
---|---|---|---|
1 | 10,000 | 1,500 | 91,500 |
2 | 10,000 | 1,372 | 82,872 |
3 | 10,000 | 1,243 | 74,115 |
4 | 10,000 | 1,111 | 65,226 |
5 | 10,000 | 978 | 56,204 |
6 | 10,000 | 843 | 47,047 |
7 | 10,000 | 705 | 37,752 |
8 | 10,000 | 566 | 28,318 |
9 | 10,000 | 424 | 18,742 |
10 | 10,000 | 281 | 9,023 |
11 | 9,158 | 135 | 0 |
累計 | 109,158 | 9,158 |
※利息は残高×手数料率÷365日×30日で計算しています。
※あくまでシミュレーションなので実際の金額と異なる場合があります。
毎月1万円ずつ返済すると、11回かかります。
繰り上げ返済
上記と同じ条件で、繰り上げ返済を数回取り入れた場合のシミュレーションです。
【借入残高10万円 金利18% 毎月の返済金額10,000円】
回数 | 返済金額 | 利息 | 残高 |
---|---|---|---|
1 | 30,000 | 1,500 | 71,500 |
2 | 10,000 | 1,073 | 62,573 |
3 | 20,000 | 928 | 43,501 |
4 | 20,000 | 644 | 24,145 |
5 | 10,000 | 357 | 14,502 |
6 | 10,000 | 215 | 6,517 |
7 | 6,613 | 96 | 0 |
累計 | 106,613 | 6,613 |
※利息は残高×手数料率÷365日×30日で計算しています。
※あくまでシミュレーションなので実際の金額と異なる場合があります。
表のように繰り上げ返済をすると、通常11回だったのが7回で完済しました。
また、利息も2,545円少なくなりました。
早い段階で繰り上げ返済しなければ意味がない!?
毎月の利息は支払残高の金額によって決まります。
残高がたくさん残っていると、それだけ利息も多くなり、完済までに時間がかかってしまいます。
つまり、できるだけ早く支払残高をなくすことが大切だということです。
だから、
と言えます。完済に近づいたころに繰り上げ返済をしても、あまり利息の節約にはなりません。
2. 毎月の返済金額を増やす
最初に設定した毎月の返済額を、一度見直してみましょう。
キャッシングの返済金額は、「最低返済額」以上を支払えばよいということになっています。
最低返済額が低いと、毎月の負担が軽減されるので収入が少ない人にとっては嬉しいことかもしれません。
でも、毎月の返済金額が少ないということは、支払残高もなかなか減らないということ。
残高が減らないと返済期間が長くなり、利息も増え続けます。
ですから、毎月の返済金額を増やすことが大切です。
支払残高を10万円として、支払金額が5,000円だったのを8,000円にした場合どれくらい早く返済できるかを比べてみました。
5,000円 | 8,000円 | |
---|---|---|
支払残高 | 10万円 | 10万円 |
金利 | 18% | 18% |
返済回数 | 24回 | 14回 |
返済総額 | 119,772円 | 111,565円 |
利息 | 19,772円 | 11,565円 |
※あくまでシミュレーションなので実際の金額と異なる場合があります。
毎月の返済を3,000円増やすことで、返済回数が10回も少なくなりました。
さらに、利息が8,207円も少なくなっています。
「最初にお金を借りたときは経済的に苦しかったけど、今は少し余裕がある」という方は、毎月の返済額を見直すことをオススメします。
毎月の返済額を増やすのと、一部繰り上げ返済するのはどちらが得?
毎月の返済額を増やすよりも、繰り上げ返済の方が、利息が節約できる場合があります。
毎月の返済額を増やした場合と、繰り上げ返済のどちらがよりお得かを比べてみると良いでしょう。
返済額を増やした場合と繰り上げ返済した場合のシミュレーションについては下のページを参考にしてください。
3. 節約や副業で得たお金で借金を返す
繰り上げ返済をするにしても、毎月の支払額を増やすにしても、お金がなければ何もできません。
借金を返すためのお金を、出来る限りたくさん集める必要があります。
まずは、節約を心がけましょう。
使っていない部屋の電気は消す、シャワーの水を出しっぱなしにしないのはもちろんのこと、次のようなことも節約につながります。
- スマホの契約を見直す
- 格安スマホに乗り換えて月々のスマホ代を節約する
- 自炊する
- 実家に帰り、月々家賃として払っていた分を借金返済にあてる
また、副業でお金を稼ぐというのも方法の一つ。
副業がNGな会社に行っている方はできませんが、そうでない場合は副業でお金を稼ぐことができます。
週末や、平日の退勤後にコンビニやファミレスでアルバイトをするのも良いでしょう。
ただし、無理は禁物です。
体を壊さない程度の副業を選んでください。
お金を稼ぐ方法として、一番避けたいのはギャンブルです。
パチンコや競馬などでお金を増やすのではなく、キチンと働いた分のお給料がいただける仕事をしましょう。
3. 複数社でキャッシングしている場合は完済できるものを優先に
「複数社でキャッシングしているんだけど、どこから返済すればいいの?」
と悩んでいる方も多いかもしれません。
複数社でキャッシングをしているなら、まず早く完済できそうなものから優先して繰り上げ返済や支払額の増額をしましょう。
返済する借金がひとつ減ることにより、気持ちに余裕ができます。
また、完済したキャッシングに支払っていた分を、他のキャッシングの返済にあてることができるので借金を早く返済することができます。
どのキャッシングも借入残高が同じくらい残っている場合は、金利が高いものから優先して返済を終わらせましょう。
金利が高いということは、その分利息の負担が大きいということ。利息を節約するためには、金利の高いものから返済することをオススメします。
もしくは複数で借りている借金を金利の低いカードローンに纏めてしまうことも一つの選択肢としてあります。
返済が一社だけになりますし金利負担も軽減される可能性もあります。おすすめは楽天銀行のカードローン、ネット銀行大手で安心感もありますね。
4. 借金を早く終わらせたいけど、自分で返済できないときは「債務整理」
「いろいろ考えてはみたけど、自分では借金が返せない!」
「でも借金を早く終わらせたい!」
そういうときは「債務整理」という方法があります。
債務整理をすることで、借金を減らしたり返済義務をなくしたりすることができます。
ただし、任意整理や自己破産をすると事故情報として信用情報機関に記録されるため、今後ローンを組んだりクレジットカードを作ることは難しくなるなど弊害があることも覚えておかなければなりません。
債務整理をするべきか迷ったときは、弁護士に相談しましょう。
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過払い金請求
「過払い金」とは、払いすぎた利息のことを言います。
2008年以前にお金を借りた人は、法律で定められた金利よりも高い金利で利息を払った可能性があり、その払いすぎた金利を返してもらうよう請求するのが、過払い金請求です。
当時の借金を現在も返済中なら、過払い金請求をすることで借金を減らしたり、完済することができます。
また、完済していても10年以内なら過払い金請求ができるので、現在新たな借金を抱えていて返済ができないという人は、過払い金請求をして借金返済にあてると良いでしょう。
任意整理
「任意整理」とは月々の返済額や将来の利息を減らすように、弁護士や司法書士が返済方法についてキャッシング会社と直接交渉して解決することを言います。
借金の額が5,000万円以下なら、最低返済額が最大10分の1まで減額される可能性があります。
特定調停
借金の返済が止まっている債務者の申し立てにより、簡易裁判所が債務者と債権者を仲裁して返済条件を合意させることを「特定調停」と言います。
任意整理は裁判所は関与しませんでしたが、特定調停は裁判所が間に入って話し合いをすることになります。
民事再生(個人再生)
現在の借金が返済困難であるということを、裁判所に認めてもらうことを「民事再生(個人再生)」と言います。
減額された借金を、3年から5年くらいで返済する手続きを行います。
自己破産
「自己破産」とは借金の支払いができないことを裁判所に認めてもらうことを言い、認めてもらうことで借金の返済義務がなくなります。
ただし、自己破産をした場合は家や車などの財産を手放すことになります。
5. 借金の返済が終わらなくて困ったら誰かに相談しよう
借金の返済がなかなか終わらない、または借金の返済を早く終わらせたいと思ったら、まずはご両親や親戚の方に相談しましょう。
ご両親にお金を借りて一気に全額返済してしまえば、利息も節約できます。
もちろん、ご両親とはいえお金を借りているのですから、キチンとお金を返すようにしましょう。
また、お金に関することは弁護士など専門の知識を持っている人に相談するのもオススメです。
相談できる期間がいくつかあるので、参考にしてください。
法テラス
日本弁護士連合会
日本司法書士会連合会
財団法人日本クレジットカウンセリング協会
独立行政法人国民生活センター
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